遺言、相続に強くなる!

5-3 公正証書遺言を書き替えたくなったらどうする?


自筆証書遺言のところで説明したように、遺言書は何度でも作り直せます。新しく作る遺言書は、自筆証書遺言・公正証書遺言のどちらでも構いません。

 

ただ、新しい遺言書を自筆で作成して自宅等で保管した場合は、保管する間に紛失したり、死後、まわりに発見されない可能性があります。また、家庭裁判所で検認を受けている間に、前に作った公正証書遺言が執行されるおそれがあることも考えると、新しく作る遺言書は、なるべく公正証書にしたほうが安心です。

 

<ここに注意!>
手もとにある公正証書遺言(正本・謄本)を破り捨てたとしても、原本が公証役場に保管されているので、遺言を取り消したことになりません。しかし、相続人が手元にある遺言書を使って相続手続きをする可能性があるため、念のため手元にある遺言書は破棄したほうがいいでしょう。

 

新たな遺言書を作る場合、前の遺言と矛盾する内容にすれば、前の遺言書を取り消したことになります。しかし、相続人にとっては、どの点が矛盾するかなど判断が難しい場合があるため、あらたな遺言書の冒頭には、以下のように書くとわかりやすいでしょう。

「私がこれまでに作成した遺言の全部を取り消し撤回し、あらためて次のとおり遺言をする。」


森井 啓之

代表 行政書士

森井 啓之

東京大学法学部を卒業後、大手金融機関に入社。法務部で、民法改正への対応、リーマン・ブラザーズの破産管財人との英語での激しい交渉を経て莫大な債権回収(詳細は守秘義務)に成功。また、個人融資における遺言・相続業務など幅広い経験を積んで参りました。皆様に、迅速かつ丁寧で最高の法務サービスをご提供させて頂ければ幸いです。

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