遺言、相続に強くなる!

4-4 自筆証書遺言を書き替えたくなったらどうする?


<訂正ではなく、なるべく書き直そう>

遺言書は何度でも作り直すことができるので、昔作った遺言書の内容を変更したくなったら、新しく遺言書を書き直せばOKです。ただし、前の遺言書をそのままにしていると、将来、新旧の遺言書をめぐって相続人がもめるおそれがあるので、昔の自筆証書遺言は必ず物理的に破棄してください。
もちろん、部分的に書き直したい場合は、もとの遺言書を訂正することもできますが、後述するように訂正方法が複雑なので、訂正箇所が複数になるときはなるべく全部書き直したほうが安心です。

 

また、昔作った遺言書には不動産のことだけ記載したので、2通目は預貯金について書きたいという場合は、内容が抵触せずどちらも有効なので、両方残しておいても構いません。

 

<ここに注意!>
①昔作った遺言書の中に、新しい遺言書の内容と矛盾するものがあれば、昔の遺言書は破棄する(破り捨てる)。
②昔の遺言書を破棄できない場合は、新しい遺言書のはじめに次のように書くとよい。
「私がこれまでに作成した遺言書の全部を取り消し撤回し、あらためて次のとおり遺言をする。」

 

●間違えたり、追記したい場合の訂正方法
文字や数字など、遺言書の文面の一部を書き間違えた場合は、以下のようにして訂正することができます。このやり方を守らないと、訂正が有効にならないので注意してください。

 

[追記の例]
①間違えた部分を二重線で消して、そばに正しい文字を書く
②訂正部分に、署名のそばに押したものと同じ印鑑で押印する
③遺言書の余白に、どの部分をどのように訂正したのか書き、その部分に署名する
※財産目録の場合も同様。訂正した文字と付記、署名は手書きする。


森井 啓之

代表 行政書士

森井 啓之

東京大学法学部を卒業後、大手金融機関に入社。法務部で、民法改正への対応、リーマン・ブラザーズの破産管財人との英語での激しい交渉を経て莫大な債権回収(詳細は守秘義務)に成功。また、個人融資における遺言・相続業務など幅広い経験を積んで参りました。皆様に、迅速かつ丁寧で最高の法務サービスをご提供させて頂ければ幸いです。

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