『会社設立のポイント』

4-2-(1) 定款の認証が終わったら資本金の払い込みをしよう


●資本金を発起人の代表者の個人口座に振り込む
定款の認証が終わったら、会社の資本金を発起人の個人口座に振込または入金します。発起人が複数いる場合は、1名を発起人の代表者と決め、その代表者の個人口座に振込または入金します。
なぜ個人の口座に振り込むのかというと、この段階ではまだ、会社の登記が完了していないので、成立したことにはなっていないからです。
会社が成立していないので、会社の口座を金融機関で開設することはできません。

●資本金を振り込むための個人口座は新たに開設する必要があるか
ここで使用する口座は、定款の認証が終わってから会社が成立して会社の口座を開設するまでの間、一時的に会社の資本金をプールしておくだけなので、すでに持っている口座の1つを利用してもかまいません。
ただし、個人としての使用分ときっちり分けておく必要があるので、会社設立用に新たに口座を開設するほうがわかりやすいです。注意しなくてはいけないのは、発起人以外の第三者の口座に会社の資本金を振込・入金しても、会社の資本金の払い込みとしては認められないので、必ず発起人の個人口座を利用してください。
個人事業を行っていた人が法人成りする際に、個人事業時代の屋号名義の口座を利用することは登記の際に認められないことが多いので、個人名義の口座を利用します。金融機関は普段利用しているところでかまいません。国内であれば、信用金庫、ゆうちょ銀行、ネット銀行の口座でも大丈夫です。

●資本金の払い込みをする時期
具体的には、「定款で発起人が設立時に引き受ける株式の数を定めるため、定款の作成日以後の日であれば問題ない」ということになります。
順番が前後して間違うと大変なので、定款の認証をしたあとに払い込みをすれば問題ないでしょう。定款の作成日より前の日付で資本金の払い込みをしてしまうと、法務局での登記の際に認められない可能性があるので、注意してください。


森井 啓之

代表 行政書士

森井 啓之

東京大学法学部を卒業後、大手金融機関に入社。法務部で、民法改正への対応、リーマン・ブラザーズの破産管財人との英語での激しい交渉を経て莫大な債権回収(詳細は守秘義務)に成功。また、個人融資における遺言・相続業務など幅広い経験を積んで参りました。皆様に、迅速かつ丁寧で最高の法務サービスをご提供させて頂ければ幸いです。

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