遺言、相続に強くなる!

ケース6 子どもと親が同居。そのままで大丈夫? 


●親と同居していない子どもは相続で不満を抱きやすい
現在、子どもの1人が親と同居している場合は、将来相続トラブルが生じる可能性が高くなります。

同居している子どもからすれば、「私は親の面倒を見ていたから、遺産を多めにもらうのが当然」と考えがちですが、別居していた子どもからすれば、「あいつは実家に住んでいたのに家賃も払わないでズルい。それに本当はもっと親の遺産があるのに隠しているんじゃないか」と考えがちだからです。

また、生前親と同居していた子どもが親の財産を調査して遺産分割協議書を作り、他の兄弟姉妹に押印してもらうことはよくありますが、不信感を抱いた兄弟姉妹が押印を拒否してもめることが少なくありません。確かに兄弟姉妹からすれば、親の財産はブラックボックスでよくわからないため、不信感を抱いても無理はないともいえます。

●遺言書で財産内容を開示して、相続方法を指示しよう
そのような事態を避けるため、親が遺言書を作り、どんな財産があるかを開示したうえで、不公平にならないように遺産分けの方法を指示することで、将来の無用なトラブルが避けられるはずです。

「文例]
・遺言者は、遺言者の所有する以下の不動産及び預貯金を、遺言者の長男鈴木一郎(昭和○年○月○日生)に相続させる。
(不動産と預貯金の記載は省略)

・遺言者は、遺言者の有する以下の預貯金を、二男鈴木次郎(昭和0年0月0日生)に相続させる。
(預貯金の記載は省略)

[付言事項]
一郎と次郎にはこれまで大変世話になった。一郎には同居して面倒を見てもらったから、自宅と預貯金を相続させることに。した。次郎には多めに預貯金を相続させるから、理解してほしいい。お父さんは、これからもきょうだい仲良くしてくれるように願っている。

 


森井 啓之

代表 行政書士

森井 啓之

東京大学法学部を卒業後、大手金融機関に入社。法務部で、民法改正への対応、リーマン・ブラザーズの破産管財人との英語での激しい交渉を経て莫大な債権回収(詳細は守秘義務)に成功。また、個人融資における遺言・相続業務など幅広い経験を積んで参りました。皆様に、迅速かつ丁寧で最高の法務サービスをご提供させて頂ければ幸いです。

 お問い合わせ
contents
↓応援ポチ感謝です↓
にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ
様々な法律知識